別名義での新規アカウント作成がなぜ危険か
連鎖BANの仕組みと複数アカウントの基本ルール
アカウントが停止された際、「別名義で新しいアカウントを作れば解決するのではないか」と考える方は少なくありません。しかし、Amazonでは原則として「1人(または1事業者)につき1アカウント」の利用が基本ルールとなっており、無断で複数アカウントを作成することは、規約違反や不正利用とみなされるリスクを伴います。
重要なのは、別名義であれば必ず安全というわけではない点です。Amazonは氏名だけでなく、住所・電話番号・使用端末・IPアドレス・支払い情報など、複数の情報を組み合わせてアカウント間の関連性を判断しています。そのため、すでに停止しているアカウントと関連付けられ、新しく作成したアカウントまで巻き添えで停止してしまう「連鎖BAN」と呼ばれる状態になるケースが実際に多く見られます。
連鎖BANが起きると、元のアカウントの問題が未解決のまま、新しいアカウントの問題まで同時に抱えることになり、状況はより複雑化します。新しいアカウントの停止理由に「既存アカウントとの関連性」が加わることで、単独の問題として扱われていた元のアカウントの審査にも、悪影響を及ぼす可能性があります。
すでに複数アカウントを運用している場合も、意図的な不正利用でなくとも、関連性が検知された時点で説明を求められることがあります。知人や外注先、家族名義で複数のアカウントを運用している場合は、それぞれの独立性(支払い方法、利用実態など)を明確に説明できるようにしておくことが重要です。
正当な事業上の理由(法人としての複数ブランド運用など)で複数アカウントが必要な場合は、事前にAmazonの承認を得た上で運用することが推奨されています。承認を得ずに複数アカウントを運用し続けることは、たとえ正当な事業目的があっても、規約違反とみなされるリスクを常に抱えることになります。
すでに無断で複数アカウントを運用してしまっている場合は、どのような経緯でそうなったのかを時系列で説明できるように整理しておくことが、疑義が生じた際の対応をスムーズにします。いつ、なぜ、どのような目的で複数のアカウントを持つに至ったのかを、正直に整理しておくことが重要です。
「バレなければ大丈夫」という考え方でアカウントを増やすことは、長期的に見るとリスクを積み重ねる行為になります。複数アカウントが必要な事情がある場合は、隠すのではなく、正規の手続きでAmazonに申請することを検討してください。
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